大般若会

起床6時。


お檀家さんとのご挨拶が始まるのが8時。
寺ムスメの苦手な早起き。
だけど今日はそんな事言ってられない。


大般若会(ダイハンニャエ)の1日がこんな長いものだとは、すっかり忘れていた。


お檀家さん達はいらっしゃったと思えばすぐに仕事に取りかかる。


さすがの一言。
何も言わなくてもチャッチャと作業に取りかかる。


次々と出来上がるお惣菜にご飯。


ギンナンご飯はいただいたギンナンを母親と父親で去年準備したもの。
もっちもちのご飯と一緒に炊きあがった。


ご飯当番の檀家さんが言うには少しお酒を入れるのが美味しくなる秘訣とか。





午前中に檀家さんへのお食事一回。
大般若の始まる前に信者さん方へお出しするのも一回。


全てみんなで用意をする。



お芋のにっころがし
雪花菜
大根と揚げの煮物
白和え
タケノコの煮物
ギンナンご飯 などなど


机に溢れんばかりの田舎料理。


昔はこの料理が次の日のお弁当に入っててすっごく嫌だったんだよね。
まっくろで。


でも今じゃあこんな料理を食べれる所は他になくなった
ってみんな美味しそうに食べてくれる。


私もその一人になっちゃった。




午後から始まった大般若。


ここでマメ知識:
大般若とは大般若経というお釈迦様が説かれたお経。
仏教の中心思想である一切皆空の理(イッサイカイクウノリ)


あらゆる現象や存在には実体がなく、空であるということ。


大般若とは、この大般若経600巻を転読(テンドク)することによって、般若経の空(クウ)の教えを体得し、すべての厄を消しさって、内外の怨敵(オンテキ)を退散させ、五穀豊穣や家内安全をお祈りし、人々を幸せな生活に導いて行くことを目的とした大法要。


転読とはお経を心の目で流し読みすること。


上からお経を右から左へ。
そして左から右へ流し読む。


いつもとはまた違ったお経の読み方。
なかなかの迫力。



全て終わるのに約一時間。


住職は第576巻を読み上げる。


住職のお経に周りのお坊さんのお経。
別々のお経を唱えてるのに波長は同じ。


この波長が何かとても尊く人の心にしみるんだと思う。




法要の後は、ちょっとしたお楽しみ。


いつもお世話になっている呉服屋さんの旦那さんに三味線と踊りを披露していただきました。


そしてそのまま檀家さん達とお座敷で新年会。


今年も皆様と一緒に頑張って行けますように。


長い時間ありがとうございました。




今回は本当にばてましたー。



コメント

  1. 超おいしそう!ご苦労様でした。ジャガイモ食べたいぃ!!!

    返信削除
  2. miyuki yoshimuraさん>
    美味しいですよ〜
    ぜひぜひいつか食べに来てくださいね〜♫
    じゃがいももたっぷりたらふく食べてください!笑
    北海道話を思い出す〜

    返信削除

コメントを投稿

人気の投稿