ibumakiパン教室


岐阜本巣の根尾薄墨桜の近く。
築100年の古民家を自分たちの手で改装した
煙突の立った可愛いお家。

念願叶って
農家の自家採取米酵母パン教室、ibumakiへ。

わたしの夏休みに行ってきました。

ibuとはインドネシア語で目上の女性を表す言葉。
ということは、
makiおかん!
みたいな感じになるのかな。

でも、おかん!って
なんだかふとっちょで骨太で
大黒柱のごとく、
どしっと腰を据えたおばさまを
イメージしがちなんですが、

ibumakiさんは小柄で
とても溌剌としていて
でもどこか骨太でどかっと構えていてくれる
(やっぱしこれは共通)

その手は働く女性の手で
一言では伝えきれない
美しい手でした。


メニュー

米酵母
パン・オ・ペイザン(田舎パン)
蒸しパン


米酵母の仕込みから。

シュワシュワ〜と小さな音は
まるで踊っているかのよう。
一口含めば広がる香りにフルーティーな酸味。

仕込んで3時間もすれば
こんなにパンパン。


パン作りは練って叩くのをイメージしていたのに
手先でまとめて押してを軽く繰り返して
あとは寝かす。

こんなに簡単だったの?!

目から鱗の連続。。


自分たちの土地を全国回り辿り着いた先は
地元の山里だった。

骨組みのみ残して改装をした家に
やっと引っ越せて7年。
この土地で伝統食、漬け物や山菜など
暮らすための楽しみを教えてもらった方が
突然亡くなられてから、
この土地との巡り合わせは偶然ではなく必然であったと。

次はわたしたちの出番。

土地を荒らしてはいけない。
自分たちが自然と共に生きれば
自分たちも良くなる。

気がついたら
足元には自然の恵みでいっぱいで
それを知っていれば
生きていけると
やっと安心できた。

彼女はそう語っている。


自分たちが真面目に
自分たちの所作を全うしていれば
ちゃんと回っていく。

お金で所有する喜びよりも
自然の中にいると
幸せの持続力は強い。

彼女の自分らしく生きるその姿にその言葉の裏に
様々な言葉にしきれない困難も
柔軟に
柔軟に
受け入れてきた彼女の力強さに
わたしも勇気を頂きました。


四季を通してまた訪れたい
”暮らし” を教わる教室でした。

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