沖縄:やちむん

旅の焼き物巡り。

好きだなと思える器に出会えると
わくわくします。

これにどんなお料理を盛りつけようか
食卓を思い描いてインスピレーションをいただいて。


のぼり釜は屋根の葺き替えをしたばかり。


やちむんの里でひと際現代作家のオーラが放たれていた工房。
沖縄の青がとても綺麗。


散財してしまうので、
いくらまでって決めて
その中で一番を見つけるの。
すごーーく難しくて、一周でも二周でも
体力と時間の許される限り歩きまくります。

ひとつなんてなかなか決められない。


これぞやちむんという色彩。

素朴で優しいけれど、
沖縄の土着感、
土を力強く感じる器たちです。

尊敬する。
惚れ惚れ〜。

なにに使おうかな。
お茶碗、抹茶茶碗、夏のかき氷もいい感じ。

ひとつひとつ違うのが愉しい。

この時が一番ポッポ♡とココロ踊っているときで
すごーーーーく愉しいのです。笑


横田釜のおじさん。

右にあるのが沖縄の骨壺の焼き物。
とても大きい。

沖縄のお墓はとっても大きくて
神道でもなく仏教でもなく
ご先祖さまの大きなお墓の前で酒盛りをするのが
この土地の習わし。

それでも結婚式は神道で海の神様に捧げ
お葬式は仏教で首里にいる数少ないお坊さんにお葬式をしてもらうそう。

おじさん、
理由は...そう聞かんでおくれって。

このときに水になった村の大西監督の言葉を思い出しました。

戦後70年を取材している大西さん。
沖縄の人はほんとうに根から優しい。
嫌だと思っていても
受け入れざるおえなくなる土地なんだって。

様々な文化の混合
かすかに見え隠れする琉球の文化

入り交じりの中に
複雑に絡み合う人のココロを垣間みる瞬間が何度とありました。

やちむんひとつに文化に歴史を学び、
時の流れをスライドショーのように身体の中に染み込ませていく。

そうやって
また大切な思い出残る器に出会うのです。

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