沖縄:芭蕉布

大宜味村で立ち寄りたかったのが
喜如嘉の芭蕉布会館。

戦前まで沖縄の各地で織られていた芭蕉布。
雑誌で見て訪れてみたいなと思っていた所。

繭ではなくバナナの実がつかない糸芭蕉が原料。
布づくりは大変な手間と根気のいる仕事。
見ているだけで気が遠くなりそうでしたが、
それだけの工程を重ねている作品だけに
どれを見ていても愛情を感じました。


会館は女性達が作業をしている場所なので
写真は禁止。

からっとした沖縄の風がそれはそれは
気持ちよく作業場を通り

カタカタと織りをする女性
繊維を割いて糸にしていく女性
藍で染める女性
染める前の模様の場所に紐を結んでいく女性
など

すべての作業を手作業でされる姿は
今も昔も変わらないのだなと

その伝統工芸を守る姿に感謝と尊敬の気持ちが湧いてきました。


人間国宝 平良敏子

戦前戦中戦後と祖母の教え母の教えを
なくしてはいけないと
守り伝え続けてくれた方です。

会館では今も作業をする平良さんに会えました。

23の工程、3年の歳月を経て生みだされる、
自然が育んだ、沖縄の風をまとう布、芭蕉布。

喜如嘉の女性はみんな
親や祖母が作ってくれたものや
親きょうだいから譲り受けた芭蕉着を着て
お盆にエイサー踊りを踊るそう。

祖霊を慰め感謝の気持ちを表す。
祭りに羽織るその着物ひとつにも
そんな意味が込められているんでしょうね。

わたしは思い出に芭蕉布の
ちいさな印鑑入れをいただきました。

これを見る度に
思い出そう。




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